妄想族のWakWakレポート

脳内で湧く『妄想』を好き勝手書き散らします。

在庫の時代。

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今の時代の在庫過多のこと。

この時代に物やサービスを売るということ。

 

 

4年ほど前の糸井重里氏のコラムです。

https://www.1101.com/home.html

個人メモの1つとして残してありました。

シェアします。

 

 

いつかは「そんなにいらない」となるわけで。つくれるからつくる、仕事だからつくるというものは、持ってるからいらない、という人のところへ届かない。つくるのをやめたら仕事が減るから、なんとかつくる。でも、いらないものはいらないから‥‥在庫になる。うれしくない言い方をすれば、いまの時代、あちこちで在庫になるためのものをつくっているのだ。‥‥と、ここまでは、みんなが言ってる常識なのだが、もっと、生産と消費とか製造とかじゃなくて、こころの部分にも「在庫の時代」が続いている。


誰もが表現をするようになったインターネットの時代に表現された情報のほとんどは「在庫」として眠っている。「就活」とか「婚活」が大変だということも、ひとつの「在庫問題」だとは言えないだろうか。買い手、求める側のほうが、あんまり「ほしがってない」場合は、とりあえず在庫にしておくということになる。ものにしても、人にしても、「能力」はいっぱいなのに、その「ぽてんしゃる」を使うことができないままだ。そういう目で、周囲を、昨日や今日を見直してみたら、なにからなにまで、ぜんぶが在庫に思えてくるだろう。もう、いったん、「在庫の時代」を受け容れるしかない。 それでもなお、じぶん(という人間)が、うれしいと思えることがあるし、ほしいものはある。そこのところを、ほんとうに見つめるしかないのだ。人(じぶん)が「よろこぶこと」って、なんだろう、と。