相手=相手+自分の考えた相手÷2。
これは、ほぼ日刊イトイ新聞の主催
糸井さんが毎日のコラムで言っていました。
https://www.1101.com/home.html
そうだよなぁと、じんわり染み込んできました。
上手く説明ができないので
ほぼ引用します(すみません)。
ふと、犬と散歩をしたいなぁと思った。
ちょっと前にしていた深夜の散歩に誘ってみようかな、と思ったのだけれど、すぐに犬の気持ちを想像した。「夜中にぐっすり寝ていたら、お父さんに起こされて、あんまり好きじゃない散歩に出ることになったよ。めんどくさいなぁと思ったけど、おとうさんのほうは妙にやる気になっていてさ」と、犬のセリフを頭のなかでしゃべった。そうだなぁ、もうしわけないかもしれないなと思った。
そして、もうひとつ、思った。いま、じぶんは、犬のことばに共感して、深夜の散歩はもうしわけないと思ったのだけれど、よくよく考えてみたら、これは犬がしゃべったのではなくおれが腹話術のように犬に語らせたセリフではないか。 いままで、ぼくが犬にしゃべらせたことばは、ぜんぶ、じぶんが考えたものだったぞ、そういえば。???? 犬は、おれか? おれのことばだったのか。
口をきかない犬とか赤ん坊とかが、「おとうさん大好き」みたいなセリフを言ったとしたら、それは、おれが考えた犬や猫や赤ん坊のことばなのだ。これまで気づいてなかったのか、おれよ。犬も、赤ん坊も、実はおれなのであった。おれの考えたセリフを、鏡のように犬や赤ん坊にしゃべらせていたということなのだ。これ、考えてみたら、おればかりでなく、もしかして人間はみんなそうなのではないか。まいったなぁ。人間にとって、世界は鏡だらけなのだ。たいていの人やものはじぶんの映った鏡像なのだ。空がきれいだ…それはおれだ、おれのきれいな青さだ。お花が微笑んだ…それはおれだ、おれが笑ったのだ。まるごとぜんぶじゃないだろうけれど、かなりそうだ。だとしたら、おれがゴキゲンであるならば…。これは、もうちょっと考え続けるテーマができたぞ。
相手=相手+わたしの考えた相手÷2ということだよねー。
こういうことです。
で、言いたかったのは
このように考えると
相手がどんな悪人であろうと
自分が相手のことを良い人と
考えれば自分にはその相手が
割と良い人に映るし、
自分の心を晴らさせれば
世の中の殆どは
割と晴れ晴れとしたものになる
こういうことですよね。
やっぱり
自分の心次第で世界は
晴れにも曇りにもなるんですね。