絶対に潰れない小売店。
ちょっと大袈裟に書きましたが。
仕入れを切らさないルートが確保されていれば、
恐らくどんな小売店よりも潰れにくいと思っております(もちろん立地とコストバランスも勘定に入れる必要はありますが)。
そんな個人的には、
夢のような強力な小売店が日本には存在しているんです。
最近ここでも書いているセブンイレブンさんよりも潰れない小売店です。
婚姻届はコンビニで。という未来を想像させてしまう現在の流れとと、コンビニのすごさ。
え?本当に?
はい。
嘘じゃございません。
…もう引っ張るのは止めますね。
その小売店は、
ランキンランキン(ランキングランクイーン)さんです。
よく駅ナカとかにありますので
ご存知の方も多いと思います。
この店が出来た当時私はひとり凄いと唸っておったのですが、素晴らしいんです。
何故絶対に潰れない小売店であるかというと、それは店のコンセプトにあります。
名前の通り、
売上「ランキング」上位(恐らく)5位までの商品と、
今後「ランクイン」するであろう商品しか置かない小売店なのです。
各分野(化粧品・雑貨・日用品・菓子・加工食品・飲料・書籍等)で、
常にその時売れている商品(と予想ランクイン商品。ココもミソ)しか扱っていないわけです。
日本中でいま実際に売れている物「しか」扱っていないのですから、
売れない理由が無いんです
(ランキングに弱い日本人の性格と、時短の世の流れ(最初から洗顔フォームはこの5品と絞ってくれている)が集客の理由かと思います。
もちろんランクイン以外の商品が、たくさんからじっくり探したいわ、という顧客は一定数おられますが)。
ランキング商品がちゃんと売り切れることなく仕入れ出来てさえいれば
恐らく理論上どんな小売店より強いハズなんです。
コンビニの陳列もまた同様の理屈で入れ替えを行っているため、強い小売なのですが。
いかにコンセプトが大事かという側面で語ることが出来る事例の一つかもしれません。
まぁこの場合、いまの必勝法を取り入れたという部分で、
コンセプトというより、最強の広告文句になっているとも言えます。
ランキンランキンさんのそれは、
「いま最も売れている物を置いています」
という事で、
糸井重里氏の名コピー
「ほしいものがほしい」※
から、自分のほしいを自分で選択する考えすら取っ払った
強力なコピーであり、
※一応注釈を入れると
自分に「ほしい」と言わせるものに出会いたい、という意味です。
いまの、日本人にとっては恐らく
「良い物を置いています」より効くコピーと思います。
面白味は無いといえば無く、買い物が無味乾燥なものに近づいているという意味では寂しいことですが。
でも、強い。
私の利用用途は
友人のプレゼントを探すためと(ランキンランキン以外ではヴィレッジヴァンガードで買います。大体この二つのショップで購入してます)、
用がなくとも旬を知るために寄っております。
妄想族の私はそこで、何故、この商品がランクインしているのか、ということを消費者目線で妄想して嬉しくなるので、
好きなんでしょうね(笑)
もし見かけられたら一度お立ち寄りされて下さい。
ちなみに先日(結構前)ランキンランキン渋谷店が店じまいしておりましたが、
あれは恐らく出店契約期間が満了したからだと思います。
ポジショントークではありません。
一ユーザー目線からの意見です。
悪しからず。