はじめに。
名前って凄く大事だと思っておりまして。名は体を表すとはよく言ったもので。
コンビニエンス、つまり便利という名を冠にした時点でコンビニの未来は現在の姿になるようにその時から宿命つけられたような気がします。
そして便利を求め続けるあり方は、永劫続くお店ということなのかもしれないですね。
そんな便利に進化し続けている小売のモンスター、コンビニですが、
先日はセブンイレブンさんの凄さをコーヒーの側面からつらつら書きました。
セブンカフェ大好評と、缶コーヒー業界側の脅威と、供給が追い付いて無い部分と。
当エントリでは
全国に隈なく拠点があるということの強みと代行サービスについて平素思っていることを書かせて頂こうと思います。
当たり前ですが拠点がある強みは大きいです。
これ地方のお年寄りは嬉しいと思います。
単純な比較は出来ませんし深く触れませんが、
昔から思っていたことで、世にコンビニが流行る迄、ずっと郵便局がその席に座っていたわけで
(ざっくり最大手セブンイレブン15000店舗に対し郵便局24600店舗)、
郵便局がやったらいいのにというサービスを全て、コンビニが取って代わったなぁという印象を持っています(もちろん郵便局もある程度は同様のことをやられていますが)。
地方を旅した時に思いましたが、そこにある24h無休のコンビニのありがたさは、はんぱないです。
都会の方は感じにくい感覚ですが地方では相対的にコンビニの価値、有り難みは増すものです。
恐らく現地の老若男女が、地方のほとんど何も無い土地にあるコンビニの便利さは同様に感じているのではと思いますし、
多数のお年寄りがコンビニを利用している様に見受けられました。
そしてコンビニがその名を冠した宿命からも、より便利になるために代行している付随サービスは食糧日用品販売の他にざっとこれだけあります。
公共料金の支払い
届け物の受取窓口
宅配便の受付
銀行ATMの窓口
酒類、タバコの取扱
切手ハガキ印紙の取扱
医薬部外品の取扱
マルチコピー機で、
コピー、FAXの利用
デジカメプリント
データスキャン
各種チケット取扱
航空チケットの支払い
各種資格申込
toto BIG取扱
バイク自賠責保険の申込!まで。
他にも
プリペイドカード取扱
デリバリーサービス
FreeWi-Fiサービスまでも。
これだけみても本当に凄いことだと思います。
一部とはいえ従来の
・銀行
・酒屋
・タバコ屋
・郵便局
・宅配便
・金券ショップ
・写真印刷屋
・コピー屋
・薬局
・運送屋
・宝くじ売場
・保険屋
等がコンビニに集約されてしまいました。
これって、すごいことですよね。
加えて以前から思っていた行政サービスの代行も、進んでいました(先日まで知りませんでした。実はこのアイディアやればいいのにと、ここに書こうと思っていたんです)
時間と場所の限られている役所に出向かなくとも、先のマルチコピー機でなんと、
住民票の写し
印鑑登録証明書
戸籍証明書
戸籍附票の写し
税の証明書
(取扱内容は店舗ごと)
までも取り寄せることが出来るようになっていました!
なんというコンビニエンス。
これはもう事務公務員の人員削減も加速せざるを得ない流れになってきていますね。
こういう流れを整理していますと、
近い将来コンビニではアルバイトの学生さんが
レジで公共料金支払いの領収印を捺すのよろしく
婚姻届、離婚届の判を捺す未来が来そうですよ。
二人で夕食の買い出しに。合わせて婚姻届も出しました。
「今日、私たち、コンビニ婚。
近くて便利。セブンイレブン」
なんてコピーが流行ったり
(そりゃないですか?)。