勢い余ってその日の内にもう一度鑑賞し(笑)、
現在三回目となる劇場から出て参りました。
ちょっとググると賛否両論あるようですが、
私は、良かったです。
Facebookにもアレしましたが、
こんなに涙が出るなんて。
という感じです。
以下個人的感想を
ネタバレとしておきます。
というか観た方でないと、
説明省くので伝わらないと思いますm(_ _)m
そして少し長いです。
○まず涙が出たシーンから(初回時)
どんだけーという位泣いてます(笑)
・震災シーン。
絵が凄くて。
その情熱と作業を想って(そこから?)。
・ドイツの小型飛行機を二郎が見て。美しいのシーン。
うるりときました。
・カプローニのお前の創造的10年は?
力を尽くして生きなさいのシーン。
心に響きました。
・九試単座戦闘機完成。
悠々と空を飛ぶ姿のシーン。
ステキです。
・結婚式のシーン
黒川の奥さんの口上からして
ヤバ過ぎるです。
菜穂子を待つ二郎と
同じ気持ちで観ました。
・美しいところだけ見せて去るシーン。
美しいところだけ、好きな人にみてもらったのね。
ヤヴァい。
・ラスト。
畳み掛けてくるです。
止まりません、涙。
・エンディング。
主題歌、飛行機雲。
曲が、歌詞がヤバいっす。
観終えて数日は
飛行機雲聴くだけで涙が(笑)
○インタビュー記事とか読んで。
・庵野氏の発案からラストが変わった部分。
「きて」から、『生』きて。※
庵野氏も言っておられたが、
宮崎監督がその提案を受けて
(元々着地点を迷っておられて)、
後日自ら『生』きてにする
という、気持ちの流れを妄想すると、胸熱です。
色んな意味で、主役を彼にして
正解だったと思います
(恐らく宮崎監督以上に
プロデューサーの鈴木氏も
同じ気持ちと思います)。
この終わり方でなければ、
という気持ちです。
※簡単に説明すると、
当初ラスト、結核で亡くなっていた菜穂子が
空に浮かび上がって、
二郎に、「きて」(あの世に)と言う絵コンテであり、
そこを庵野氏が『生きて』にするべきと提案。
そうすることで意味が
180度変わるわけで(伝わるかなぁ)、
映画のコピーにもなった、「生きねば。」
は、その部分に依る部分が大きい(と思う)。
インタビュー読むと、
庵野氏の監督に対する愛情が感じられて、
これも胸熱でした。
○絵がヤバ過ぎる部分。
・細部までかしこも絵がヤバい。
・色んな空が出ている。
(宮崎監督は、良い空模様だと、
スタッフに空を見ろ!
と言っておられるのだそう)
・夢のカプローニ引退飛行の絵
(飛行機から顔を出したりする
人達の動き)が、
○ぐっときたセリフ
・創造的人生は10年。
力を尽くして生きなさい。
・風は吹いているか。
・飛行機とコタツをくっ付ける。
・これは飛ぶ。風が立ってる。
○なんで感動したか。
他にも理由はあると思うのだけど、
劇中に生きてる人達が、
必死に生きようとしていて、
絵が、その気持ちをしっかり汲んで、
圧倒的書き込みと情熱とで
後押ししている。
そして曲も久石氏のインタビューにもあるように、
シーンごとの心情に沿うようにしてある。
という後押し。
そして、宮崎監督が描いた
ストーリーが良く、
ラストに向かう盛り上がりに、
それらがマッチして竜巻の様な
エネルギーがスクリーンからやってきた、
そんな感じです。
○総括。
結局は、こういうことかと。