木のブローチと泥だんご。
先日機会があって、
端材を使った木のブローチ作りのお手伝いをした。
作り方は簡単。端材を電ノコ等で
適当なサイズにカット後、紙ヤスリで
シコシコ。
ひたすら、シコシコ。
ただひたすら、シコシコ。
作り方は簡単、なれどその作業は
中々にタイヘン。
最初はトゲがある表面もヤスれば
ヤスるだけ(正確にはコツがあって、
目の荒いヤスリから細かいものにシフトしていく)
表面がツルツルと頬ずりしたくなるほど
美しくなる。
で、作りながら、これ、何かに似ていると。
あの日、ガキの時分熱狂したアレに。
そう。泥だんご作りのそれを彷彿とさせたのだ。
木の表面をヤスるのと、
泥だんごの黒光りを作り出すのと。
だんごの方も、正しいやり方で
愛情という名の時間をかけると
それは綺麗に硬く黒光りする。
単一作業が苦手な自分にとって
時間をかけると味わいが増すものの
良さを感じる、そんないい機会になった。
木の切れ端をまたは赤土を見つけた際は、ぜひ。